2018/11/01 公開
借りる前に知っておきたい!ベビーベッド用のマットレスを選ぶ時のポイント
ベビーベッドをレンタルする時に忘れずに用意しておきたいのが、ベビーベッドマットレス(以下「ベビーマット」)です。ベビーベッドと布団だけを用意して、ベビーマットをレンタルし忘れることのないよう、事前に今回のコラムで取り上げるポイントを確認しておいてくださいね。
サイズ
なんと言っても、ベビーマットはベビーベッドとサイズを合わせる必要があります。ベビーマットが小さ過ぎても使いにくいものですが、ベビーマットがベビーベッドよりも大き過ぎた場合には目も当てられません。
サイズは、当サイトの場合標準サイズのベビーベッドで 120 × 70cm、小型サイズのベビーベッドで 90 × 60cmが主流です。メーカーやシリーズによっても大きさは変わりますので、縦横の長さを確認した上でベビーマットを購入するようにしましょう。
厚さ
ベビーマットと一口に言っても、その種類は数え切れないほど多く、それぞれに様々な特徴があります。ベビーマットを選ぶ時にまず目が行くのが、マットの厚さでしょう。
厚くてフカフカの方がいい?
素材や固さにもよりますが、ベビーマットは厚ければよいといわけではありません。というのも、フカフカで沈み込んでしまうようなベビーマットだと、赤ちゃんの突然死などのリスクも考えられるからです。
特に新生児のうちは、寝かせている間の突然死(SIDS)も考えられるので、あまり沈み込まないようなベビーマットをお勧めします。
固さ
ベビーベッドの床板は木で作られていることが多いため、固くて寝にくそうな気がしますよね。そのため良かれと思って柔らかいベビーマットを購入する方が多いのですが、前節と同じ理由でベビーマットの固さにも留意しておく必要があります。
また、柔らかすぎるベビーマットは赤ちゃんの背骨などの成長にマイナスの影響も懸念されます。成長途中の赤ちゃんにとって最適な固さと弾力性を見極めてあげましょう。
寝返りのしやすさ
大人にとって寝返りは自然な行為で、特に意識することもありません。しかしまだ身体の筋肉が未発達な赤ちゃんにとっては、寝返りも一苦労なのです。適度な「弾力性」があるベビーマットは、赤ちゃんの寝返りをサポートしてくれます。
体圧分散
固さや厚さなどにも関係しているのですが、マットには独自の用語として「体圧分散」というものがあります。簡単に説明すると、体重のマットへの負荷を均等にすることで、寝ている姿勢を正しく保つ効果のことです。柔らかすぎるマットレスでは、身体の一部が沈み込んでしまうので、特に赤ちゃんにとっては成長の妨げにもなりかねません。
逆に固すぎるベビーベッドでも、マットに触れている身体の一部分のみに負担がかかりすぎてしまうため、同じく成長にはあまり良い影響を与えません。そこで「体圧分散」効果の高いベビーマットが選ばれているのです。しかし、体圧分散は一般人には分かりにくい部分も多いため、一つの参考程度に考えておけばよいでしょう。
素材
高反発ウレタン
赤ちゃん用の高反発ウレタンのベビーマットは、適度な固さと弾力を持ち合わせているものもあります。またウレタンだと軽くて持ち運びが楽だというのもおすすめのポイントです。ベビーベッドの中に出し入れしやすいのもうれしいですね。
固綿
柔らかすぎるマットには沈み込みのリスクがありますが、赤ちゃんの身体はまだ未成熟なので、固すぎるマットももちろん論外です。その「適度な固さ」を実現した、固綿(わた)のベビーマットもあります。
弾力性が強いのに固すぎないため、赤ちゃんの骨の成長をサポートしてくれるのだとか。小さく畳んで旅行先に持ち運ぶこともできます。また普通の綿製のベビーマットと違って、へたりにくいのも特徴です。それらの点からも、ベビーベッドには固綿製のベビーマットがピッタリなんです。
スプリング
ベビーマットの内部構造がスプリング(バネ)になっているものもあります。かさばる点がデメリットですが、適度な固さと反発で、赤ちゃんの睡眠にもおすすめです。
樹脂
ポリエチレン樹脂などでできているマットも最近では人気です。有名スポーツ選手が使っていることでも知られていますよね。主に「高反発」なマットレスとして商品化されているものが多いようですが、樹脂による独特の網目構造が、軽さや高い通気性を実現しているのです。
丸洗い
最近のベビーマットでは「丸洗い」できる商品も増えています。赤ちゃんは、睡眠中に大量の汗をかきます。時にはおむつをしていてもおしっこでマットが濡れてしまうことだってあるかも知れません。
乳幼児の内はミルクの吐き戻しだってあります。そんな時にも丸洗いできるベビーマットなら、いつでも洗濯機できれいに洗うことができるので、清潔に保つことができますよね。
通気性
マットの通気性が良いと、蒸れにくく夏でも心地よく眠ることができますよね。しかし、ベビーマットで通気性が大事なのはそれだけが理由ではありません。実は「うつぶせ寝」のときでも呼吸ができるので安全だとも言われているのです。
まだ一人で寝返りの打てない赤ちゃんは、うつぶせに寝てしまうと呼吸ができなくなってしまいます。もちろんそうならないためにいつも赤ちゃんの様子を見ておく必要があるのですが、万が一うつぶせ寝をしていても、通気性の良いベビーマットなら安心です。またベビーベッドの床板も、通気性に関係します。レンタル前には確認しておくと良いですね。
防ダニ
実は、布団だけでなくマットレスもダニやカビが発生しやすい場所なんです。特にダニに関しては、ちょっと洗っただけでは死滅せずにしつこく残ってしまうことも多く、ひどい場合は「ダニアレルギー」を引き起こす危険性もあります。
ダニは、たとえ洗濯機で丸洗いをしても完全になくすことはできません。もしダニを除去しようとしたら、高温で低湿度の環境を作ってダニを死滅させ、その後で丸洗いをしてダニの糞や死骸を取り除くような方法をとります。しかし、もしそこまでしてダニを除去しても、布団や畳、その他の場所からダニは移動してくるので結局はイタチごっこになってしまいます。
しかし、そもそもダニを寄せ付けない「防ダニ」機能のついたベビーマットなら安心です。ダニアレルギーの赤ちゃんには、ぜひ防ダニのマットレスを検討してみてください。
生産地
同じような素材・価格のベビーマットであれば、やはり「耐久性」や「品質」で選ぶことになるでしょう。その時に、やっぱり安心なのは「国産」のベビーマットです。当サイトではベビーベッドも国産の製品だけを取り扱っていますが、それも品質に自信のある商品だけをお届けしたいという想いからです。
海外製の製品の品質が、国産のものよりも必ず劣るというわけではありませんが、やはり検討時の一つの材料となることは確かでしょう。
いかがでしたか?ベビーベッドのレンタルや購入を検討しているという方は、今回解説したベビーマット購入のポイントを参考にしてくださいね。ベビーベッドだけをレンタルして、ベビーマットは別で用意するというのでは手間がかかってしまいます。
そこで当サイトでは、ベビーベッドとマットをセットでレンタルできます。もしベビーベッドとマットを同時に用意したいと考えている方は、ぜひ当サイトのベビーベッドとマットのセットをご覧になってくださいね。