2023/12/20 公開
ベビーベッドはいつまで使う?卒業後の寝かせ方と安全な環境づくりのポイント
ベビーベッドは赤ちゃんの安全な睡眠環境を守るために欠かせないアイテムですが、いつまで使用すればよいのでしょうか?
一般的な使用期間や卒業時期の目安、赤ちゃんの成長に合わせた柔軟な対応が重要です。この記事では、ベビーベッドの選び方や卒業後の寝場所づくりのポイントを交えながら、ママが知っておきたいベビーベッドの使用期間について詳しく解説します。
ベビーベッドの一般的な使用期間は?
ベビーベッドの一般的な使用期間は、新生児から生後24ヶ月頃までとされています。国内で販売されているベビーベッドの多くは、生後0ヶ月から24ヶ月以内の乳幼児の使用を想定して作られており、この期間が推奨されています。
ただし、実際の使用期間は赤ちゃんの成長や発達の個人差によって異なります。赤ちゃんの安全を守るためには、ベビーベッドメーカーの推奨する使用期間を目安にしつつ、赤ちゃんの成長に合わせて柔軟に対応することが大切です。
ベビーベッドの卒業時期の目安は?
ベビーベッドからの卒業時期は、赤ちゃんの成長段階によって異なります。以下は、卒業時期の目安となる赤ちゃんの成長段階です。
寝返りを打ち始める時期(生後6ヶ月頃)
赤ちゃんが寝返りを始める時期は、一般的に生後5~6ヶ月が目安です。寝返りを打ち始めると、ベビーベッドからの転落リスクが高まるため、この時期にベビーベッドからの卒業を検討する家庭もあります。
つかまり立ちを始める時期(生後8ヶ月頃)
赤ちゃんがつかまり立ちを始める時期は、生後8~11ヵ月頃が目安です。つかまり立ちができるようになると、ベビーベッドの柵を掴んで立ち上がろうとするため、転落のリスクが高まります。この時期にベビーベッドからの卒業を検討することをおすすめします。
歩き始める時期(生後12ヶ月頃)
赤ちゃんが最初の一歩を歩き始めるのは、生後12カ月目頃が一般的です。歩行が安定してくると、ベビーベッドから自分で出入りできるようになるため、ベビーベッドを卒業するタイミングとしては適しています。
24ヶ月の誕生日
多くのベビーベッドメーカーが推奨する使用期間の上限は24ヶ月までです。2歳になると、運動能力が飛躍的に発達し、ベビーベッドが窮屈に感じられるようになります。遅くとも24ヶ月の誕生日までにはベビーベッドを卒業し、子ども用のベッドや布団に移行することをおすすめします。
卒業時期は赤ちゃんの成長に合わせて柔軟に
卒業時期は赤ちゃんの成長に合わせて柔軟に対応することが大切です。国内で販売されているベビーベッドの多くは、生後0ヶ月から24ヶ月以内の乳幼児の使用を想定して作られており、この期間が推奨されています。
寝返りを打つ6ヶ月頃やつかまり立ちをする8ヶ月頃に、ベビーベッドを卒業するケースもあります。一方で、2歳を過ぎてもベビーベッドを使い続ける場合もあるでしょう。
ただし、実際の使用期間は赤ちゃんの成長や発達の個人差によって異なります。ベビーベッド卒業のタイミングを見極めるためには、以下のサインが参考になります。
- ・寝返りやつかまり立ち、ハイハイができるようになった
- ・ベッドから出入りできるようになった
- ・ベッドの中で寝たがらなくなった
これらのサインが見られる場合は、ベビーベッド卒業の準備を始めると良いでしょう。
この頃になると赤ちゃんの好みも出てきます。ベビーベッドよりも大人用のベッドや布団で寝たがる子や、一人きりで寝るほうがよい子もいます。また、家族構成の変化でも、兄弟が増えるケースや住居スペースの関係でどうしても一緒に寝るしかない場合など、千差万別です。
先輩パパママの体験談を聞くと、その人それぞれ、個々のご家庭それぞれの違いが出てくるのは、こういった理由からなのです。
赤ちゃんの安全を守るためには、ベビーベッドメーカーの推奨する使用期間を目安にしつつ、赤ちゃんの成長に合わせて柔軟に対応することが大切です。ベビーベッドが赤ちゃんにとって窮屈になったり、ベッドから這い出そうとするようになったら、卒業を検討しましょう。
レンタルなら卒業時期を気にせず利用可能
ベビーベッドのレンタルサービスを利用すれば、卒業時期を気にせずに赤ちゃんに合ったベビーベッドを利用することができます。レンタルサービスでは、赤ちゃんの成長に合わせてベビーベッドのサイズを変更できるため、常に最適な睡眠環境を提供できます。
新生児の時期は、コンパクトなベビーベッドが適しています。赤ちゃんが大きくなるにつれて、より広いスペースが必要になります。レンタルサービスでは、赤ちゃんの成長に合わせてベビーベッドのサイズを変更できるため、快適な睡眠環境を維持できます。
また、レンタルサービスを利用すれば、ベビーベッドの卒業時期を気にする必要がありません。赤ちゃんが寝返りを打ったり、つかまり立ちを始めたりする時期になっても、安全性の高いベビーベッドを選ぶことができます。レンタルサービスでは、様々なタイプのベビーベッドを取り揃えているため、赤ちゃんの成長段階に合わせて最適なベビーベッドを選ぶことができます。
レンタルサービスを利用すれば、ベビーベッドの購入にかかる費用を抑えられます。ベビーベッドは、比較的短い期間しか使用しないため、購入すると費用対効果が低くなってしまいます。レンタルサービスなら、必要な期間だけベビーベッドを借りることができるため、経済的な負担を軽減できます。
赤ちゃんに合ったベビーベッドの選び方
赤ちゃんに合ったベビーベッドを選ぶためには、いくつかのポイントに注目する必要があります。まず、ベビーベッドのサイズを検討しましょう。部屋のスペースに合わせて、レギュラーサイズやコンパクトサイズなどから選択します。ベビーベッドは大きな家具なので、置く場所のサイズを事前に測っておくことが大切です。
次に、ベビーベッドの機能性をチェックしましょう。高さ調節ができるタイプは、赤ちゃんのお世話がしやすくなります。また、キャスター付きのベビーベッドは、部屋間の移動がスムーズにできるので便利です。ベビーサークルとしても使えるタイプもあるので、用途に合わせて選ぶとよいでしょう。
安全性も重要なポイントです。ベビーベッドは、国の安全基準をクリアしている製品を選びましょう。柵の間隔が広すぎたり、ネジや金具が露出していたりすると、赤ちゃんのケガにつながる恐れがあります。メーカーの説明書をよく読み、安全性の高い製品を選ぶようにしてください。
最後に、デザインや価格も考慮して、赤ちゃんに合ったベビーベッドを選びましょう。インテリアに合ったデザインのベビーベッドを選ぶと、部屋の雰囲気を損ねずに設置できます。価格は、購入とレンタルで比較し、予算に合ったものを選ぶことが大切です。
卒業後の安全で快適な寝場所の選び方
ベビーベッドを卒業した後、赤ちゃんには新しい寝床が必要になります。この時、サイズや高さ、安全性など、様々なポイントを考慮してベッドや布団を選ぶ必要があります。
安全対策として低いベッドやマットレスを床に敷くといった安全対策を講じている家庭も多く見られます。また、狭いスペースにも置けるコンパクトなミニサイズのベッドや、長く使用できる大きめのサイズを選ぶことも一つの選択肢です。
卒業後におすすめのベッド:安全で快適なベッドの種類と選び方
赤ちゃん用の小型ベッド(キッズベッド)
赤ちゃん用の小型ベッドタイプは、大人用のベッドに比べて転落のリスクが低いため、安心して寝かせることができます。また、大人用のベッドに比べてスペースを取らないので、狭い部屋でも使いやすいという利点もあります。低いといっても、ある程度高さがある小型ベッドを選ぶと、おむつを替える時に利用すると腰の負担が減るので、お世話をする親御さんの身長などを加味して選ぶと良いでしょう。
ただし、赤ちゃん用の小型ベッドは、大人用のベッドに比べてサイズが小さいため、赤ちゃんの成長に伴って窮屈になったり、動き回れなくなったりする可能性があります。
ベッドを使わず布団を使用する
ベッドや布団の柵で囲まれたベビーベッドに寝かせる場合、赤ちゃんが転落する可能性があります。しかし、布団を床に敷いて寝かせれば、転落の心配がありません。
布団を床に敷けば、スペースを有効活用できますし、赤ちゃんとの距離が近く、添い寝がしやすくなるという大きな利点もあります。
添い寝は、母乳を与える赤ちゃんとママにとって多くのメリットがあります。
- ・授乳の容易さ:夜間の授乳が格段に楽になります。ママはベッドから起き上がる必要がなく、赤ちゃんもすぐに母乳を与えられるため、両者にとって快適です。これにより、夜中の授乳がストレスフリーになり、ママの睡眠の質も向上します。
- ・親子の絆の強化:添い寝を通じて、ママと赤ちゃんの間の身体的・感情的な絆が強まります。スキンシップは赤ちゃんの安心感を高め、親子の関係をより深いものにします。
- ・赤ちゃんの安心感:赤ちゃんはママの体温や心拍、呼吸などを感じることができ、これが安心感と安定につながります。夜間の恐怖や不安を感じにくくなり、ぐっすりと安眠することができます。
- ・睡眠の同期:添い寝することで、ママと赤ちゃんの睡眠パターンが同期しやすくなります。これにより、赤ちゃんが目覚めたときにすぐに対応でき、効率的な睡眠が得られます。
布団での添い寝には多くのメリットがありますが、注意点もあります。特にフローリングに布団を敷く時は通気性が悪くなり、湿気がこもりやすいため、カビやダニが発生しやすくなります。また、フローリングの冷たさを感じて寝苦しくなる場合もあります。
そこで、フローリングに布団を敷くときは、以下の点に注意が必要です。
- 赤ちゃんは、大人よりも体温調節が苦手です。そのため、フローリングの冷たさを感じて、夜中に起きてしまうことがあります。毛布や掛け布団を厚めにしたり、床暖房やホットカーペットを使ったりして、冷え対策をしっかりとしておきましょう。
- また、赤ちゃんは、汗をかきやすいため、湿気対策も重要です。湿気対策におすすめのアイテムは、布団乾燥機です。布団を短時間で乾燥できます。
添い寝をしているうちに赤ちゃんの頭が移動してうつ伏せになる恐れがあります。また、添い寝はお母さんと赤ちゃんが密着するので、いつのまにかお母さんの体が赤ちゃんにのしかかってしまい窒息する事故も考えられます。細心の注意が必要でしょう。
寝室の安全対策:安全対策から寝室の環境まで
具体的な対策としては、以下のようなものが挙げられます。
①寝室の窓にロックをつける
実際に多くの赤ちゃんが窓を開けて転落したり、外に出てしまったりする痛ましい事故が過去に何度もありました。赤ちゃんだと思っていても、上から下に落とすだけでひらいてしまうロックなどでは、簡単に開ける可能性もあり、とても危険です。少しでも危険性を減らすためにも、寝室の窓には、赤ちゃんが開けられないロックをつけましょう。
②危険なモノは赤ちゃんの届かない場所に置く
赤ちゃんは好奇心旺盛で、なんでも口に入れたがります。寝室に置いてあるものは、子供が届かない場所に収納したり、転倒防止のために固定したりしましょう。
③電気コードやコード類を隠す
赤ちゃんが電気コードやスマホの充電用のコード類を口に入れると、感電や窒息の危険があります。電気コードやその他のコード類は、赤ちゃんが届かない場所に置いたり、コードカバーなどで隠したりしましょう。
④寝室を暗くする
赤ちゃんは明るいと眠りにくくなります。寝室を暗くすることで、赤ちゃんがリラックスして眠りやすくなります。
⑤音を遮断する
赤ちゃんは音に敏感です。寝室に音が響くと、赤ちゃんが起きてしまう可能性があります。寝室に音が響くような家具や家電を置かないようにしたり、カーテンや防音マットなどで音を遮断したりしましょう。
⑥寝室の温度や湿度を適切に保つ
赤ちゃんは体温調節が苦手です。寝室の温度や湿度が適切でないと、体調を崩す可能性があります。寝室の温度は、16~20℃、湿度は50~60%が目安です。
ママのための卒業後の寝かせ方ガイド
ベビーベッドを卒業した後、赤ちゃんを新しいベッドに寝かせるのは、ママにとって新たな挑戦です。安全で快適な睡眠環境を整えるために、寝かせ方のポイントや寝室の環境について知っておくことが大切です。この記事では、卒業後の赤ちゃんを安全に寝かせる方法と、赤ちゃんがより良く眠るための寝室環境のポイントについて詳しく解説します。
新しいベッドでの寝かせ方:卒業後の赤ちゃんを安全に寝かせる方法
ベビーベッドを卒業した後、赤ちゃんを新しいベッドに寝かせる方法にはいくつかのポイントがあります。
- ・赤ちゃんを寝かせる際は、寝返りを打っても安全なスペースを確保すること。
- ・寝かしつけは赤ちゃんが落ち着ける環境を作り、安心して眠れるようにしてあげることが大切です。
- ・生後数ヶ月から1歳未満の赤ちゃんは特に、寝かしつけに時間がかかることもあるため、根気強く対応しましょう。
- ・寝かしつけるときは、赤ちゃんがベッドから出ないように、抱っこして寝かせたり、ベッドの周りにクッションを置いたりするなどの工夫をしましょう。
寝つきが悪い原因
赤ちゃんの寝つきが悪いと、親も一緒に寝不足になってしまう問題があります。寝つきを改善するためには、まず赤ちゃんの寝つきが悪い原因を探ることが大切です。
- ・昼夜の区別がついていない
- ・寝る時間が不規則
- ・昼寝の時間が長い
- ・お腹が空いている
- ・寝る前の刺激が多い
- ・体調が悪い
寝室での注意点:赤ちゃんがより良く眠るための寝室環境のポイント
赤ちゃんが卒業後に使うベッドや寝室は、安全で快適な環境であることが不可欠です。寝室を整える際は、以下の点に注意しましょう。
- ・換気を良くし、適切な温度と湿度を保つ。
- ・ベビー寝具は定期的に洗濯し、清潔に保つ。
- ・赤ちゃんが快適に眠れるよう、柔らかいマットレスや肌触りの良い寝具を選ぶ。
- ・柔らかすぎるマットレスや布団は避け、うつ伏せになるリスクを減らす。
- ・寝かしつける前には赤ちゃんにたくさん運動をさせて、疲れさせておく。
- ・寝る時間・起きる時間を決めて、毎日同じ時間に寝かせる。
注意点
寝かしつけに時間をかけすぎると、赤ちゃんが興奮して寝つきにくくなります。
寝かしつけに失敗した場合は、無理に寝かせようとせず、赤ちゃんが眠くなるまで待ってあげましょう。
ベビーベッドは卒業時期を見越してレンタルがおすすめ!
ベビーベッドは、赤ちゃんの安全な睡眠環境を確保するために欠かせないアイテムです。
一般的な使用期間は、新生児から24ヶ月頃までですが、赤ちゃんの成長や発達に合わせて柔軟に判断することが大切です。ベビーベッドの卒業時期は、寝返りやつかまり立ち、歩行などの成長段階を目安にしつつ、赤ちゃんにとって安全で快適な睡眠環境を整えることが重要です。
卒業後は、赤ちゃんに合った安全で快適な寝場所を選ぶ必要があります。大人用のベッド、赤ちゃん用の小型ベッド、布団などの選択肢がありますが、それぞれの特徴を理解し、赤ちゃんの成長に合わせて適切なものを選びましょう。また、寝室の安全対策や環境づくりにも気を配ることが大切です。
ベビーベッドのレンタルは、赤ちゃんの成長に合わせて最適なベビーベッドを利用できる便利なサービスです。レンタルなら、赤ちゃんの成長に合わせてベビーベッドのサイズを変更でき、常に快適な睡眠環境を提供できます。また、卒業時期を気にせず、必要な期間だけベビーベッドを借りることができるため、経済的な負担を軽減できます。
赤ちゃんの安全と快適な睡眠環境を第一に考えるなら、ベビーベッドのレンタルがおすすめです。
成長に合わせて最適なベビーベッドを選べるので、赤ちゃんに合った心地よい睡眠空間を作ることができます。また、購入よりも経済的な負担が少ないため、赤ちゃんのために他のアイテムを揃えることもできます。ベビーベッドのレンタルで、赤ちゃんの健やかな成長を支援しましょう。
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